[マンガ感想] Aチャンネル ~days in junior high school~ (まんがタイムきららカリノvol.1)
![]() |
![]() |
以下、マンガの内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
まんがタイムきららカリノ vol.1
「まんがタイムきららカリノ」は漫画雑誌ではなく、同じ芳文社から発行されている「つぼみ」みたいなアンソロジーコミックス(単行本)です。
判サイズはA5判(148mm × 210mm)で、総頁数は338ページ(表1~4を含まず)。表紙カバーと総扉ページ(蒼樹うめ先生のイラスト)のみフルカラー印刷になっていて、他はモノクロ印刷仕様。
キャッチコピーは「最旬、ドラマチックヒロイン誌」で、「きららキャラット」のストーリー漫画版といった感じ。vol.1に掲載されている作品は次のとおりです。
- マドの向こう側 (蒼樹うめ)
- あるてぃめっとエチュード (月神るな)
- Aチャンネル (黒田bb) ※掲載頁では「Aチャンネル ~days in junior high school~」になっている
- こいこいドロップ (kona)
- コイノボる (カヅホ)
- 私たちのせんせい。~歩の場合~ (ゑむ)
- 漠然とした (大沖)
- 恥ずかしがりやのお姉さんはいかが? (那岐山)
- ぐだぐだスープレックス (Peg) ※第1話と第2話の2本掲載
- クロノヒメ (雛咲)
- ひよこのみ (Toもえ)
- 誰かの為の彼女の機械 (笠)
- ぶらっくろにくる~中2病男子と恋する方法~ (むらたたいち)
- 蚕の空~human race~ (ゆーげん)
Aチャンネル ~days in junior high school~
タイトルに付けられた副題からも分かるとおり、本作は「Aチャンネル」登場キャラの中学時代を描いたエピソードで、るんとトオル、ヒラちゃんの放課後の出来事にスポットを当てています。全12ページの構成で、全てモノクロ印刷。扉絵(タイトル絵)は3ページ目にあり、るんとヒラちゃんがトオルの左右から抱きついている 記念撮影風のイラストです。
中学時代のるん
髪型が微妙に違う
同じく中学時代のヒラちゃん
るんとの約束を口にするが⋯
少し幼い顔つきのトオル
- 舞台は とある日の中学校教室。ヒラちゃんがるんに「今日遊ぶ約束」について確認しようとしたところ、るんは完全に忘れているようす。で、お互いに抜けたところのある天然キャラなので、本当に約束したのか してないのかで議論になり、収拾がつかなくなる。するとそこにトオルが登場。二人にアドバイスを与えるが、それでも話が脱線しまくり、トオルは目が点に。けっきょく、ヒラちゃんの勘違い(エア約束)であることが判明し、事態は収拾する。この後、るんが「せっかくだし本当に遊ぼない?」と提案。ヒラちゃんは もちろんOK。一方トオルは遠慮するが、 ヒラちゃんが強引に(?)誘い、三人でるんの自宅で遊ぶことに・・・という出だしで始まるストーリーであります。中盤以降は「きららカリノ」で確認してね。
- るんの髪型が微妙に違い、後ろ髪2箇所をヘアゴムで結ってますな。インコみたいなアホ毛は同じだけど、後ろ髪がさっぱりしているため、少し幼い印象を受けます。トオルも顔つきが幼くなってるけど、どこがどう違うのか具体的に挙げるとなると難しいッス!それだけbb先生の描き分け技術が凄いってことになりそう。ヒラちゃんは・・・え~と、今と一緒かな。第29話『ヒラちゃん』~『天辺』と比較しても、特に差はない感じ。
- るんは部活に入っているそうだけど、何部なのかは明示されていない。「今日部活ない日」と言ってるので、文化系か?運動系の部活だったら、普通は試験前を除いて毎日活動するよね。でもいったい何部なんだろう?「食べることが好き」だから料理部? 時々ぬいぐるみを作ってるから手芸部? そのどちらも兼ね備えた家庭部? 「Aチャンネル」では音楽の話題が滅多に出て来ないから、吹奏楽部とか軽音楽部等の線は無さそうだけど・・・。
- ヒラちゃんの「トオルちゃんも部活ないし~」というセリフから判断すると、トオルも部活に所属しているもよう。帰宅部だったら、「部活入ってないし~」と言う筈だし。トオルのことなので、るんと同じ部に所属している可能性が高いと思う。
- 「るんちゃんもこたちゃん派なんだね~」――るんの“こたつ”好きは第17話『寒いと頭が回りません』と第30話・扉4コマで描かれていたけど、ヒラちゃんも同類だったもよう。なお、今回の話で“こたつ”が設置されているのは、るんの部屋。
- 物語の中盤、ヒラちゃんのドジッ子属性が炸裂した際、トオルが「ヒラちゃん・・・不思議ちゃん・・・」というモノローグ突っ込みを入れていて吹いた(笑)。トオルの半目で呆れた感じの表情が実にイイ.ヽ(≧▽≦)ノ. でもまあ小生に言わせれば、トオルも十分不思議ちゃんだけどね。
- トオルがヒラちゃんと二人きりになった時の反応が、ユー子の時(第20話『選ばせてあげる』)とは、えらい違いじゃないか。ヒラちゃんの突拍子のない話に、振り回されたり赤面したりで、表情の変化が楽しい。
- 話のオチにケータイが使われているんだけど、ヒラちゃんは赤外線通信機能を知らなかったのか。これって第36話『ボディを』のるんと一緒やね。これだけ共通属性が多ければ、「Aチャンネル.zip」で「類は友を呼ぶ?」と書かれますわ。
次号発売日
帯のそで(折り返し部分)に印刷されている情報によると
まんがタイムきららカリノ vol.2
2012年4月27日 発売予定!
とのこと。3ヶ月後に刊行ってことなので、発行ペースは季刊のもよう。次号の詳細については、どこにも載ってません。
気になるのは、次号にも「Aチャンネル ~days in junior high school~」が載されるのか どうかという点。vol.1だけの読み切りなのか、このまま連載作品になるのか。「マドの向こう側」は連載らしいのですが、「Aチャンネル」はどうなるのか? 販促面からいうと「Aチャンネル」は絶対に外せない筈なので、次号にも載ると思いますが、しばらく やきもきしながら待つ日々になりそう。
関連記事
■ [マンガ感想] Aチャンネル (まんがタイムきららキャラット2011年4月号)■ [マンガ感想] Aチャンネル (まんがタイムきららキャラット2011年5月号)
■ [マンガ感想] Aチャンネル (まんがタイムきららキャラット2011年6月号)
■ [マンガ感想] Aチャンネル (まんがタイムきららキャラット2011年7月号)
■ [マンガ感想] Aチャンネル (まんがタイムきららキャラット2011年8月号)
■ [マンガ感想] 菊花の園 (つぼみvol.18)
■ [レビュー] Aチャンネル 2012年 カレンダー
■ [レビュー] Aチャンネル 設定資料集
■ [レビュー] Aチャンネル.zip 「Aチャンネル」ビジュアルファンブック
■ [レビュー] Aチャンネル TVアニメ公式ガイドブック -colorful days collection-
■ [レビュー] セガプライズ Aチャンネル EXフィギュアVol.1 るん
■ [レビュー] セガプライズ Aチャンネル EXフィギュアVol.1 トオル
■ [レビュー] セガプライズ Aチャンネル EXフィギュアVol.2 ユー子
■ [レビュー] セガプライズ Aチャンネル EXフィギュアVol.2 ナギ
■ [レビュー] セガプライズ Aチャンネル EXフィギュアVol.3 トオル
■ [レビュー] セガプライズ Aチャンネル EXフィギュアVol.3 ユー子
■ Aチャンネル アニメ・原作対応表 (第1話)
■ Aチャンネル アニメ・原作対応表 (第12話)
■ +Aチャンネル アニメ・原作対応表 (Blu-ray第1巻収録/だい1わ~だい2わ)
■ +Aチャンネル アニメ・原作対応表 (Blu-ray第6巻収録/だい11わ)
■ 「+Aチャンネル」(だい6わ)に登場した銃を鑑定してみた
関連サイト
■ まんがタイムきららカリノ (芳文社)■ まんがタイムきららWeb (芳文社)
■ Aチャンネル 公式サイト (アニプレックス)
■ Aチャンネル [番組公式] (毎日放送)
■ Aチャンネル (Wikipedia)