[マンガ感想] エンジェルフェイク 偽物天使 第17話 【最終回】 (月刊ヤングマガジン2011年9月号)
2011年08月16日 公開
月刊ヤングマガジン2011年9月号に掲載されている「エンジェルフェイク 偽物天使」第17話(最終回)の感想です。
以下、マンガの内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
▊ 雪那の作戦?
「陸真さん 私と生殖行為をしましょう!」
雪那の刺激的なセリフから始まる第17回。あまりにも突然の申し出のため、陸真は半信半疑であるが、雪那ちゃんは大マジらしい。縞パンの裾に両手をかけて脱ぎ始めるや(右図参照)、あっという間に全裸姿に。おお!最終回にして、ついにエロエロ描写が来るのか!?前々回や前回みたいに陸真の見ている夢だとしたら、コマの周囲が黒ベタで塗りつぶされてる筈だし。よっしゃ!テンションあがてきたー!!.ヽ(≧▽≦)ノ.
――そんなワクワクする気持ちを抑えつつページをめくったら、とんだミスリードの夢オチだったでござるの巻(涙)。しかし半分は正夢だったようで、陸真のベッドの中では下着姿の雪那がすやすやと眠っておりました。夢の中の格好と比べると、下は同じ縞パンだけど、上はスポブラという出で立ち。彼女は基本的にノーブラなので、スポブラとはいえブラ装着姿は新鮮だ♥
で、陸真は そんな恥ずかしい格好の雪那を起こそうとするんだけど、いくら身体を揺すっても起きない。まったく反応が無いので、「雪那がオレを試す作戦じゃないのか?」と思い込み始める。しかしその一方で、ロボ娘である雪那には、多少常識から外れている部分もあるので、「むしろ本能のまま襲いかかる」べきではないか、という考えも頭をかすめる。そして、疑心暗鬼になった陸真が 正解を確かめるためにとった方法、それは偶然を装いオッパイを触ることだった・・・。
▊ 機能停止した雪那
まずは肩こりの解消を装いつつ右腕を大きく動かし、膝の先ちょっで乳首ポッチに軽くタッチ。ところが反応はナッシング。そこで陸真は わざとらしくよろけながら、今度は縞パンに顔をそっと擦り付けやがります。だがしかし、雪那にはまるで動く気配が無い。
二大性感帯へのソフトタッチが空振りに終わったことで、ヤケになった陸真。ついには雪那の貧乳に両手をあてがい、ブラ越しに乳を揉みしだき始める(左図参照)。どうせやるなら、ブラをむしり取って乳の先端突起を(^ω^)ペロペロするべき!
閑話休題。陸真のハードな揉乳プレイにも関わらず、雪那は依然として無反応。こと此処に至り、ようやく異常事態に気付いた陸真は、雪那を注意深く観察し、彼女が息をしていない事実を知る。何と、完全に機能停止していたのだ!
「雪那はどこか故障して オレに助けを求めて最後の力で この部屋に!?」――そんな推測が頭をもたげた彼は、即行で診断用の発明品を開発。それを使い、雪那の身体の中をチェックしたところ、ロボ娘である筈の彼女の体内部品が生体化してるではないか!!陸真の先祖(松芝久之助)が作った偽天使(エンジェルフェイク)は、生物に変化することができる、とんでもない機械人形だったのだ。改めて久之助の凄さを再認識した陸真は、そんな偉大な先祖に一歩でも近づくため、雪那の修理に着手するが・・・。
果たして、この後、雪那ちゃんは復活するのか?世界塔はどうなったのか?将来、悪の発明王になるという陸真の未来は?そして、第1話の扉絵に描かれていた未登場の偽天使の出番はあるのか?最終回なので、オチは敢えて書きません。今すぐ知りたい方は月刊ヤンマガ9月号で!少し待てるという方は、10月6日発売のコミックス第②巻でご確認くだされ。
名称不明
フリーズしてしまった雪那を診断するため、陸真が急遽開発した発明品。緊急事態のため、ネーミングする暇がなかったもよう。グリップの上にスキャナー兼ディスプレイが付いていて、それを対象にかざすことで中身を見ることができる。物体の内部をスキャンして表示する非破壊検査ツールであり、「Dr.スランプ」に出て来た非生命体透過メガネみたいなエッチな使い方はできない。
本作の基本設定は、主人公の高校生が、将来 悪の発明家となり、世界を滅ぶす装置を作り出す。それを阻止するために、監視役の短髪ロボ娘が送り込まれるというもの。端的に言うと既視感のある設定なんだけど、そこに発明アイテムを使ったバトルとか、萌えエロ要素(パンツとかパンツとかパンツとか)をふんだんに織り込み、百瀬先生ワールドを構築。基本設定に特に新味がなくても、プロットやビジュアルで十八番のフィールドに持ち込み、独特の世界観を築き上げる手法は「かみせん。」と一緒です。
「エンジェルフェイク偽物天使」 は一種のセカイ系作品でしたね。世界の未来は、ひとえに陸真と雪那の関係にかかっており、陸真や姉・妹たちの学園生活描写は皆無に近く、物語も ほぼ自宅周辺のみで展開されていたことからも明らかです。このような構成は当初からの予定だったのか、成り行きだったのかは分かりませんが、物語の奥行きに物足りなさを与えた感も否めません。ただ裏を返せば、話を広げすぎて、収拾がつかなくなるのを未然に防いでいたとも言えます。大風呂敷を広げ過ぎず、伏線も回収できる範囲に留める、実に手堅い手法だと思うのです。
残念だったのは、バトル物作品としての見せ場が、ドイツから来た偽天使との闘い(第4回~第6回)ぐらいしかなかった点。また、月刊ヤングマガジンという青年誌での連載にもかかわらず、エロ描写がおとなしかった件もあげられます。それに関しては、百瀬先生自身も意識していたらしく、コミックス 第1巻の作者あとがきの中で、「一応ヤング誌ということで、そっちの方もというか、そっちの方を期待するからも多いかと思いますが、なるべくがんばりたいと!ヤングりたいと!」と書かれておりました。けっきょく、ハードなエロ描写はありませんでしたが、それでも肉感のあるパンツ絵とか、柔らかそうなオッパイとかは堪能させていただきました。(*´Д`*)
マガジン系雑誌での次回作は未定だと思いますが、自分は「マイアミ☆ガンズ」を読んで百瀬先生のファンになったので、ああいった美少女ガンアクション作品を是非とも見たいッス。いやいっそのこと、「マイアミ☆ガンズ」の復活希望!!妖とルウが舞網署の幹部になっていて、後輩の美少女ポリスを育成するって話はどうでしょうか!?もちろん新人の美少女ポリスはムチムチの巨乳という設定で!最近、銃の登場するアニメとかマンガが多いので、いけそうな気がします(銃オタ的には)。
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以下、マンガの内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
第17回 『真夏の夜の夢』 (最終回)
少しずつ‶人間に″近づきつつある雪那。前号で予告されていたとおり、マジで最終回ッス! (;>_<;)
彼女たちを待ち受ける、世界の未来は・・・・!?
感動の大団円!!!!!
(扉ページ[P.405のアオリ文)
ついに結ばれる!?
(2ページ目[P.406]のアオリ文)
発明王の末裔にして将来世界を滅ぼす発明家になる少年、月星陸真。そんな彼のもとに遣わされた偽物天使=雪那 。世界の破滅を防ぐには、彼女を、人間にするしかないのだ!
(2ページ目[P.406]/これまでの話)
▊ 雪那の作戦?

雪那の刺激的なセリフから始まる第17回。あまりにも突然の申し出のため、陸真は半信半疑であるが、雪那ちゃんは大マジらしい。縞パンの裾に両手をかけて脱ぎ始めるや(右図参照)、あっという間に全裸姿に。おお!最終回にして、ついにエロエロ描写が来るのか!?前々回や前回みたいに陸真の見ている夢だとしたら、コマの周囲が黒ベタで塗りつぶされてる筈だし。よっしゃ!テンションあがてきたー!!.ヽ(≧▽≦)ノ.
――そんなワクワクする気持ちを抑えつつページをめくったら、とんだミスリードの夢オチだったでござるの巻(涙)。しかし半分は正夢だったようで、陸真のベッドの中では下着姿の雪那がすやすやと眠っておりました。夢の中の格好と比べると、下は同じ縞パンだけど、上はスポブラという出で立ち。彼女は基本的にノーブラなので、スポブラとはいえブラ装着姿は新鮮だ♥
で、陸真は そんな恥ずかしい格好の雪那を起こそうとするんだけど、いくら身体を揺すっても起きない。まったく反応が無いので、「雪那がオレを試す作戦じゃないのか?」と思い込み始める。しかしその一方で、ロボ娘である雪那には、多少常識から外れている部分もあるので、「むしろ本能のまま襲いかかる」べきではないか、という考えも頭をかすめる。そして、疑心暗鬼になった陸真が 正解を確かめるためにとった方法、それは偶然を装いオッパイを触ることだった・・・。
▊ 機能停止した雪那

二大性感帯へのソフトタッチが空振りに終わったことで、ヤケになった陸真。ついには雪那の貧乳に両手をあてがい、ブラ越しに乳を揉みしだき始める(左図参照)。どうせやるなら、ブラをむしり取って乳の先端突起を(^ω^)ペロペロするべき!
閑話休題。陸真のハードな揉乳プレイにも関わらず、雪那は依然として無反応。こと此処に至り、ようやく異常事態に気付いた陸真は、雪那を注意深く観察し、彼女が息をしていない事実を知る。何と、完全に機能停止していたのだ!
「雪那はどこか故障して オレに助けを求めて最後の力で この部屋に!?」――そんな推測が頭をもたげた彼は、即行で診断用の発明品を開発。それを使い、雪那の身体の中をチェックしたところ、ロボ娘である筈の彼女の体内部品が生体化してるではないか!!陸真の先祖(松芝久之助)が作った偽天使(エンジェルフェイク)は、生物に変化することができる、とんでもない機械人形だったのだ。改めて久之助の凄さを再認識した陸真は、そんな偉大な先祖に一歩でも近づくため、雪那の修理に着手するが・・・。
果たして、この後、雪那ちゃんは復活するのか?世界塔はどうなったのか?将来、悪の発明王になるという陸真の未来は?そして、第1話の扉絵に描かれていた未登場の偽天使の出番はあるのか?最終回なので、オチは敢えて書きません。今すぐ知りたい方は月刊ヤンマガ9月号で!少し待てるという方は、10月6日発売のコミックス第②巻でご確認くだされ。
今月の発明品

フリーズしてしまった雪那を診断するため、陸真が急遽開発した発明品。緊急事態のため、ネーミングする暇がなかったもよう。グリップの上にスキャナー兼ディスプレイが付いていて、それを対象にかざすことで中身を見ることができる。物体の内部をスキャンして表示する非破壊検査ツールであり、「Dr.スランプ」に出て来た非生命体透過メガネみたいなエッチな使い方はできない。
総括
百瀬武昭先生 初の青年誌連載だった「エンジェルフェイク偽物天使」。連載期間にして1年と5ヶ月、全17回を以て最終回を迎えました(下表参照)。話数 | サブタイトル (リンク先は感想記事) | 月刊ヤングマガジン 掲載号 |
頁数 | 単行本 | 頁数 合計 |
1 | (サブタイなし) | 2010年05月号 | 30 | 第1巻 (発売中) |
208 |
2 | (サブタイなし) | 2010年06月号 | 30 | ||
3 | (サブタイなし) | 2010年07月号 | 30 | ||
4 | (サブタイなし) | 2010年08月号 | 30 | ||
5 | (サブタイなし) | 2010年09月号 | 24 | ||
6 | (サブタイなし) | 2010年10月号 | 24 | ||
7 | (サブタイなし) | 2010年11月号 | 20 | ||
8 | (サブタイなし) | 2010年12月号 | 20 | 第2巻 (10/6発売) |
184 |
9 | (サブタイなし) | 2011年01月号 | 20 | ||
10 | (サブタイなし) | 2011年02月号 | 12 | ||
11 | 理科準備室のバレンタインデー〔Intro〕 | 2011年03月号 | 12 | ||
12 | 理科準備室のバレンタインデー:2 〔Modulation〕 | 2011年04月号 | 20 | ||
13 | 理科準備室のバレンタインデー:3 〔Finale〕 | 2011年05月号 | 20 | ||
14 | 元魔女みたいな少女と発明バカ男 | 2011年06月号 | 20 | ||
15 | ヒーローの名は‶タイガーメン″ !! | 2011年07月号 | 20 | ||
16 | タイガー&ドラゴン | 2011年08月号 | 20 | ||
17 | 真夏の夜の夢 | 2011年09月号 | 20 |
本作の基本設定は、主人公の高校生が、将来 悪の発明家となり、世界を滅ぶす装置を作り出す。それを阻止するために、監視役の短髪ロボ娘が送り込まれるというもの。端的に言うと既視感のある設定なんだけど、そこに発明アイテムを使ったバトルとか、萌えエロ要素(パンツとかパンツとかパンツとか)をふんだんに織り込み、百瀬先生ワールドを構築。基本設定に特に新味がなくても、プロットやビジュアルで十八番のフィールドに持ち込み、独特の世界観を築き上げる手法は「かみせん。」と一緒です。
「エンジェルフェイク偽物天使」 は一種のセカイ系作品でしたね。世界の未来は、ひとえに陸真と雪那の関係にかかっており、陸真や姉・妹たちの学園生活描写は皆無に近く、物語も ほぼ自宅周辺のみで展開されていたことからも明らかです。このような構成は当初からの予定だったのか、成り行きだったのかは分かりませんが、物語の奥行きに物足りなさを与えた感も否めません。ただ裏を返せば、話を広げすぎて、収拾がつかなくなるのを未然に防いでいたとも言えます。大風呂敷を広げ過ぎず、伏線も回収できる範囲に留める、実に手堅い手法だと思うのです。
残念だったのは、バトル物作品としての見せ場が、ドイツから来た偽天使との闘い(第4回~第6回)ぐらいしかなかった点。また、月刊ヤングマガジンという青年誌での連載にもかかわらず、エロ描写がおとなしかった件もあげられます。それに関しては、百瀬先生自身も意識していたらしく、コミックス 第1巻の作者あとがきの中で、「一応ヤング誌ということで、そっちの方もというか、そっちの方を期待するからも多いかと思いますが、なるべくがんばりたいと!ヤングりたいと!」と書かれておりました。けっきょく、ハードなエロ描写はありませんでしたが、それでも肉感のあるパンツ絵とか、柔らかそうなオッパイとかは堪能させていただきました。(*´Д`*)
マガジン系雑誌での次回作は未定だと思いますが、自分は「マイアミ☆ガンズ」を読んで百瀬先生のファンになったので、ああいった美少女ガンアクション作品を是非とも見たいッス。いやいっそのこと、「マイアミ☆ガンズ」の復活希望!!妖とルウが舞網署の幹部になっていて、後輩の美少女ポリスを育成するって話はどうでしょうか!?もちろん新人の美少女ポリスはムチムチの巨乳という設定で!最近、銃の登場するアニメとかマンガが多いので、いけそうな気がします(銃オタ的には)。
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■ エンジェルフェイク 偽物天使 (講談社 月刊ヤングマガジン公式サイト)■ TAKEAKI MOMOSE WEB (百瀬武昭先生 公式サイト)
■ 百瀬武昭 (Wikipedia)
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