[レビュー] かみせん。第2巻 （ドラゴンコミックスエイジ）
6月9日に発売された百瀬武昭先生の「かみせん。」第2巻のレビューです。
概要
「マジカノ」のパンツマエストロ絶好調！
神様パンツときどき幼なじみパンツ
♥♥♥♥ネ申速報♥♥♥♥
ドラマCD化決定！
詳細は月刊ドラゴンエイジでチェック！
（帯から引用）貧乏神（？）孤葉さまの巻き起こす騒動で綱渡り経営が続く泉実温泉。
幼なじみの真琴も巻き込んで、女の意地を賭けたキス争奪戦＋今度は疫病神＆謎の敵が襲来！？
シリアス展開と思いきや、パンチラの嵐も健在！
不自然？ 否、このパンチラは自然、必然。
ちょっとエッチなハプニングも満載の"らっきー★あんらっきー"ラブコメ、第2弾！
（裏表紙から引用）
この第2巻には、月刊ドラゴンエイジ2009年11月号～2010年3月号に掲載された第5話～第9話が収録されています。帯とか裏表紙のアオリ文にあるとおり、第2巻もパンチラ、パンモロは当たり前！たとえシリアス展開になろうとも、なぜかスカートがめくれ上がるは、コスチュームは破れるは、果てはパンツが脱げてしまうは、という文字通りの神作品です。
帯に書かれているドラマCDは今年の冬にリリースされるもよう。CD制作にはランティスが協力するとのことで、キャスティングはランティス系の声優になりそうな予感がします。
新登場のキャラクター
いかにも百瀬先生の作品らしく、今回も新キャラが登場し、エロさ爆発の大活躍！
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杏狐 （きょうこ） 孤葉の妹にして疫病神で、三姉妹の中では次女と思われる。気分が悪くなると周囲に瘴気をまき散らす厄介な神さま。孤葉と同様に記憶が無いらしい。第1話の扉絵、第4話のラストで既出だけど、本格登場は第5話から。孝太郎に妙になつき、それに嫉妬した孤葉がバトルを仕掛けるが、二人の神気は拮抗していた。見た目の可愛らしさとは裏腹に、凄まじい疫病パワーを秘めているようだ。 |
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白姫 （しろひめ） 第6から登場。真琴の実家である姫ノ宮神社の祭神にして良縁を取り持つ神さま。泉実温泉の守り神として祀られていて、孤葉を封じるために顕現した。ただ、もともと縁結びの神さまなので、立案した作戦は どれも男女間の睦事に関するものばかり。そのため、作戦実行を任された真琴は 何度もエロい目に遭わされ・・・。 |
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狐鳥 （ことり） 孤葉の妹の |
上記以外にも、第５話に孝太郎の友達の
各話感想
第五泊 ♨ 疫病神ぱんでみっく！
紀理夏（弁財天）の口利きで、孤葉が高校に通えることになった。初登校した孤葉は、孝太郎の親戚という触れ込みで学校デビューを果たしたが、その教室ではクラスメイトたちが次々に病にふせ始める。孝太郎は孤葉の神気を疑うが、紀理夏は「貧乏神は人を貧しくするのみ」と断言し それを否定。そして犯人は孤葉の妹・疫病神の杏狐だという⋯。
☞ 巻頭のカラーページから いきなり孤葉のパンツ絵が登場！杏狐出現シーンでもスカートがめくれて、パンツがバッチリ。さすがパンツマエストロの百瀬先生！！最初から飛ばしまくり、読者のハートを掴みまくります。ストーリーは、孝太郎が孤葉の件でラスの男子たちの羨望と嫉妬を買ったり、突然 杏狐にぐっと腕を抱き寄せられたり、それを見た孤葉と真琴が内輪モメを始めたりと、終始 萌え漫画の文法どおりの展開なんだけど、逆にそれがすがすがしい！また、真琴が級長であることも判明。幼馴染み・巫女・巨乳だけでは事足りず、このうえ更にクラス委員属性ですか！！
☞ 新キャラの杏狐さまいいっすね～。無口な不思議ちゃんキャラ好きなオレには堪えられないっす。百瀬先生作品のダウナー系キャラというと「マイアミ☆ガンズ」の天野ルウ、「マジカノ」の杏樹リカ、最新作「エンジェルフェイク 偽物天使」の雪那がいるけど、杏狐さまはクール系のその３人とは違い、守ってあげたいオーラが出まくっております。(*´Д｀*)
第六泊 ♨ 縁結び！猫神パワー
姫ノ宮神社に祭神として祀られている白姫が顕現。その目的は、泉実温泉に居ついた貧乏神を退治することであった。孤葉の力は 孝太郎が孤葉を気にかけると増え、逆に孝太郎の気を他に逸らせば弱体化するらしい。白姫は孝太郎を誘惑する役目を真琴に命じると、彼女に神木刀〝
☞ 素晴らしきかな真琴のオッパイ回。「せっかくよい乳をしとるのだから 見せびらかしたほうがよい」と白姫が言うとおり、まじパネエ美巨乳の持ち主！どんなに少なく見積もっても88のEカップはありそう♥ その一方で杏狐さまが早くも空気化。見所はメイド服のコスプレぐらいしかないorz
第七泊 ♨ 災厄のキッス！？
神様たちの集う商店街にやって来た白姫。馴染みの店で高級縁結び神器『良縁豆』を見つけたが、店主は弁財天（紀理夏）に売約済みだと言う。白姫は「弁財天に届けてやろう」と店主をうまく言いくるめ、良縁豆をゲット。姫ノ宮神社に戻り説明書を読むと、そこにはこう書かれていた――豆を割り二人で食べた後、口づけを交わせば終生離れぬ仲となる――と。白姫は早速、豆を二つに割ると、饅頭の中に埋め込み、真琴と孝太郎に食べさせようと画策するが⋯。
☞ 白姫のトラブルメーカーっぷりをいかんなく発揮した話。やることなすこと全て裏目に出るダメ神様・白姫と、否応なく巻き込まれる真琴や孝太郎。ベタすぎる展開なんだけど、これぞまさしくドタバタ・ラブコメの王道ですな！ビジュアル的な見所は真琴のエロい脳内妄想、体操着（ブルマ）姿や全裸でもじもじする孤葉、パンツ丸出しで参上する紀理夏 等々、この回もサービス満載！杏狐さまも体操着姿で登場しているけど、ほとんどモブキャラである点が残念。
第八泊 ♨ 温泉沈没！？
泉実温泉のある藤見町に降り続く雨。隣接する町はどこも晴れていることから、孤葉の仕業と疑う白姫。前回、孤葉が孝太郎にキスをしたことで、顕界の運気に乱れが生じ、大きな災厄が起こりかけていると断じる。そして これを止める方法はただ一つ、孝太郎が孤葉に嫌われるよう仕向けるしかないと言う。町を災厄から守る責任感と孤葉の心を傷つけたくない想いとの間で、孝太郎の心は大きく揺れるが⋯。
☞ 孤葉のパンモロとかパンチラエプロン姿が描かれているけど、ストーリーの方はこれまでのドタバタ騒ぎとは一転し、シリアスな展開に突入！主人公と人外の美少女が、ある事件をキッカケに仲違いするという、人外押しかけ女房系作品には外せないテーマですね。それはそうと、この回の杏狐さまは完全に背景キャラと化しています。しかも描かれているのは後ろ姿だけorz
第九泊 ♨ 泉実家最後の日！？
孝太郎が孤葉に冷たく接したことで、藤見町に降り続いた長雨はあがった。しかし、孝太郎との心の距離が遠のいたことで、孤葉の体には重大な異変が生じていた。一方、孤葉が大変なことになっていることを知った孝太郎。彼女と仲直りしようとするが、そんな中、借金取りの芸津金融が再び現れ、泉実温泉の建物を壊し始める。守り神の孤葉は、芸津の悪行を阻止しようと立ち向かうが、そこに芸津の用心棒の少女が姿を見せる。それは孤葉の妹と思われる黄泉神の狐鳥であった⋯。
☞ 狐鳥さまが本格的に登場！わざわざ電信柱の上に立ち、颯爽と姿を見せるもパンツ丸見え。地面に飛び降りた際にはパンツが脱げて、お尻丸出し。孝太郎にそれを指摘されると、「いつも戦う前はパンツ脱ぎまくりですから！」と反論する、ドジっ娘属性の神様です。ただ、可愛らしい言動からは想像できない好戦的な性格で、かなりの戦闘力の持ち主。もともと弱っていた孤葉は、狐鳥とのバトルで力を使い果たして大ピンチに⋯。
まとめ
正直、面白すぎる！
でも、杏狐さまにもっと活躍の場を！！
新キャラの集中投下とか、コダワリのパンツ描写は、いかにも百瀬先生らしい演出。そしてストーリーはドタバタ・ラブコメ作品の王道というか教科書どおりの展開。でも、読後には、どこか新鮮な印象を受けるから不思議なんですよね。これであと杏狐さまの出番が増えれば言うこと無しです。
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関連サイト
■ ドラゴンエイジ （富士見書房）■ TAKEAKI MOMOSE WEB （百瀬武昭先生 公式サイト）
■ 百瀬武昭 （Wikipedia）
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