[アニメ感想] はなまる幼稚園 第12話 「はなまるなクリスマス」 「はなまるな気持ち」 (最終回)
第12話 「はなまるなクリスマス」 「はなまるな気持ち」 (最終回)

あらすじ
第12話のあらすじ、主要スタッフはアニメ公式サイトから引用しておきます。
「はなまるなクリスマス」
脚本:小黒祐一郎/絵コンテ・演出:木村隆一/作画監督:大塚舞
明日は杏のお家でクリスマス会。
お呼ばれした柊ちゃんや小梅ちゃん、雛菊ちゃんも大はしゃぎ。杏もツリーの飾りつけなど、ママを手伝いますが、そのうち疲れて果てて眠ってしまいます。
夢うつつのなか、サンタさんにとあるお願いごとを口にする杏。ふと目覚めると、世界は一変して…?
「はなまるな気持ち」
脚本:小黒祐一郎/絵コンテ・演出:木村隆一/作画監督:大塚舞
杏のパパの個展を観に銀座のギャラリーにやってきた、はなまる幼稚園の一同。
展示された作品を鑑賞する中、桜と杏をモチーフにした絵が土田先生の目にとまります。その絵ができたのは土田先生のおかげだと話す桜。皆もその絵の美しさに見とれる中、高校時代にあった思い出を語り始めます…。
感想
ついに最終回だよ~!
山本先生とお別れするのはいやだよぉ~。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。
Aパート 「はなまるなクリスマス」

アニメの「はなまる幼稚園」は、全12話が春・夏・秋・冬の順番で描かれていて、今回は冬のエピソード。で、Aパートは定番中の定番、クリスマスのお話。
原作はヤングガンガンで約3年半連載されていることもあり、クリスマスのエピソードもいくつかあるが、物語の主軸に使われているのははなまる幼稚園 1 (ヤングガンガンコミックス)[AA]に収録されている第8話 『はなまるなクリスマス』だ。
ただし、尺の都合などで、他のクリスマス回の描写も少し組み込まれている。アニメの冒頭、つっちーが山本先生をクリスマスパーティーに誘っていた場面は第28話 『はなまるなおくりもの』(はなまる幼稚園 4 (ヤングガンガンコミックス)[AA]収録)の一部と思われる。原作のその回は『はなまるなクリスマス』とは全然別の話で、山本先生もパーティーに参加することになってるけどね。
これ以外の主なアニメオリジナル要素は次のとおりだが、原作に違和感なくとけ込んでいて、雰囲気を盛り上げているのは流石です。
- 冒頭シーンに雛菊が登場
- 桜がパーティー用のチキンを作っている
- 雪降る公園で杏とつっちーがダンスするシーン
- 杏とつっちーのキスシーン
- クリスマスパーティーに雛菊、組長、草野先生、川代先生が参加
ちなみに、バスの運転手が山本先生だったり、ひーちゃんがピロピロ笛(「吹き戻し」、「まきとり」ともいう)を吹いている描写は原作にもある。
▊ 巨乳な杏♥コレクション
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
|
![]() |
しつこいけど、何度でも書こう。巨乳が嫌いな男子なんかいません!!!
下乳とか胸の谷間は、正に男のロマン。漢字で書くと漢の浪漫だ!(←意味不明w)
数あるクリスマス話の中で、この第8話をアニメ化したスタッフは乳神様としか言いようがない。中でもオッパイ星人的なツボは、杏が車窓に巨乳を押し付け、乳が押し潰されている描写。意外と見過ごされそうなカットなので、アニメーションGIFにしておいたよ!
Bパート 「はなまるな気持ち」

Bパートは第37話 『はなまるなスケッチ』(はなまる幼稚園 4 (ヤングガンガンコミックス)[AA]に収録)ベースになっているが、つっちーと山本先生が個展をあとにしたところからアニメオリジナルになる。
なお、オリジナル要素は前半の原作部分にもあり、それらは次のとおり。
- つっちーたちが、杏パパの個展に向かう描写が挿入
- 草野先生、川代先生がつっちーに同行している(原作は山本先生だけ)
- 原作の回想シーンには、杏パパ(当時は教員)が桜(当時は高校生)に向かい、「(絵を)あげられなくてごめんね」というセリフ(オチの伏線)があるが、それが削除された
- 回想シーンでつっちーが桜を諭しているが、その際のセリフが変更(「伝わらないなら伝わるまでがんばれ」→「好きって気持ちは何より強い」)
- 川代先生と草野先生の『好きって気持ちは』という言葉に関する見解(「ブーメランのようにぐるっと回ってつっちーに戻ってきている」)が追加
- 桜と山本先生がつっちーに向かい「でもあげないよ」と言うオチが削除
後半は川代・草野両先生が言及していたとおり、「好きって気持ちは何より強い」が本当にブーメランとなり、つっちーの心を動かす。しかし、つっちーが勇気を振り絞り山本先生に再び告白するも、やっぱり鈍感姫でしたという展開に・・・。予定調和と言えばそれまでだが、杏親子サイドの話とつっちーサイドの話をリンクさせている点に関しては上手くまとめたなって感じ。
アニメは当初から杏と桜の関係、つっちーと山本先生の関係を2本柱に据えて制作されていたので、最後までそれをテーマを貫き通した点は評価されるべきだと思う。ただその反面、原作のほんわか系ストーリーがほとんどスルーされた点は残念だった。全般的にテンション高めの話が多かったのは、原作未読の視聴者を飽きさせないための措置と思われるが、もし2期をやるのであれば、その点を考慮して欲しい。
▊ 山本先生♥コレクション

Bパートに登場した山本先生の主なカットを集めてみた。これで天使の笑顔は見納めとは思いたくはない。アニメ化されなかったエピソードの中にも、山本先生絡みでいい話がいっぱいあるんだよね~。特に海水浴の話とか 海水浴の話とか 海水浴の話とか!
エンディング

最終回のEDテーマは、杏(Cv.真堂圭さん)と桜(Cv.本名陽子さん)が歌う「せかいでいちばん」。Bパートの内容と連動するようなの母娘のデュエット曲。そういえば、今日3月31日ははなまるなベストアルバム childhood memories[AA]の発売日ですな。
EDアニメのスタッフは、絵コンテ・木村隆一さん、原画・木村晃一さん&大塚舞さん。曲にマッチした、ほんわか、ぽかぽか系の温かい映像に仕上がっている。
杏と桜が土手を歩くカットで、セーラー服の女子高生が二人登場している。もしかして短髪の方は本田はなまる幼稚園 6 (ヤングガンガンコミックス)[AA]の描き下ろし等に登場)か?と思ったけど、よく考えたら柾はさつきのクラスメイトなので、はなまる町内に居るわけないよね(笑)。
エンドカード

エンドカードの絵師さんは中村光先生。来週から始まる新番組「荒川アンダー ザ ブリッジ」の原作者さんですね。
関連記事
■ [アニメ感想] はなまる幼稚園 第11話 「はなまるな押しかけ女房」 「はなまるなお話」■ はなまる幼稚園 自作壁紙 1枚目 (山本先生)
■ [レビュー] はなまる幼稚園 あにめあるばむ
■ [レビュー] はなまる幼稚園 7.5 きゃらくたぁふぁんぶっく
■ ヤングガンガン 2009年 No.16を買ってきた
関連サイト
■ はなまる幼稚園 (ヤングガンガン)■ はなまる幼稚園 (StarChild)
■ はなまる幼稚園 (GAINAX NET)
■ はなまる幼稚園 (TV東京 あにてれ)
■ はなまる幼稚園 (Wikipedia)