[レビュー] ファントム~Requiem for the Phantom~ 第3巻 (MFコミックス アライブシリーズ)
3月23日に発売された「ファントム~Requiem for the Phantom~第3巻」(MFコミックス アライブシリーズ)のレビューです。
コミックス第3巻(帯付き)
はじめに
コミックス版ファントムも、この第3巻で完結!既刊のレビュー同様、コミックアライブ連載時との違いの有無をチェックしてみました。
収録話数
第3巻に収録されているのは、第8章(コミックアライブ 2009年11月号[AA]掲載)~第13章(
コミックアライブ 2010年04月号[AA]掲載)の全6本。
目次ページから
目次を見ると第9章~第14章となっていますが、これは単行本化に際して、章(話数表記)が変更されているためです(下表参照)。変更理由については第2巻のレビューをご覧ください。
連載 回数 |
コミックアライブ 掲載号 |
章/サブタイトル | |
コミックアライブ掲載時 | 単行本収録時 | ||
第8回 | 2009年11月号 | 第8章 (サブタイトル無し) | 第9章 不安~悲劇の連鎖~ |
第9回 | 2009年12月号 | 第9章 (サブタイトル無し) | 第10章 迎撃~陰謀の既決~ |
第10回 | 2010年01月号 | 第10章 (サブタイトル無し) | 第11章 終結~終わりの戦い~ |
第11回 | 2010年02月号 | 第11章 後続~ツァーレンシュヴェスタン~ | 第12章 後続~ツァーレンシュヴェスタン~ |
第12回 | 2010年03月号 | 第12章 覚悟~自らの意志で引き金を引く~ | 第13章 覚悟~自らの意志で引き金を引く~ |
第13回 | 2010年04月号 | 第13章 終焉~ともに生きる~ | 第14章 終焉~ともに生きる~ |
ストーリー&感想
単行本では一部に作画修正等がありますが、ストーリーに関してはコミックアライブ連載時と同じです。各話の内容等につきましては、次の感想記事をご覧いただければと思います。前述したとおり、連載時の章(話数表記)は単行本と異なっています。
■ [マンガ感想] ファントム~Requiem for the Phantom~ 第8章 (コミックアライブ2009年11月号)■ [マンガ感想] ファントム~Requiem for the Phantom~ 第9章 (コミックアライブ2009年12月号)
■ [マンガ感想] ファントム~Requiem for the Phantom~ 第10章 (コミックアライブ2010年1月号)
■ [マンガ感想] ファントム~Requiem for the Phantom~ 第11章 (コミックアライブ2010年2月号)
■ [マンガ感想] ファントム~Requiem for the Phantom~ 第12章 (コミックアライブ2010年3月号)
■ [マンガ感想] ファントム~Requiem for the Phantom~ 第13章 〔最終回〕 (コミックアライブ2010年4月号)
単行本の変更箇所
いつもように、コミックアライブ連載時と単行本の違いをチェックしました。以下に調査結果を掲載しておきます。左がコミックアライブ連載時、右が単行本第3巻です。吹き出し文字の書体変更は、とりあげるときりがないのでスルーしました。
今回収録されている話数に関しては、アライブ掲載時点で絵の完成度が高いこともあり、描き足しは少なめになっています。変更箇所の大部分は、テキストの修正です。
第8章(コミックアライブ2009年11月号掲載)

玲二のモノローグの楕円の囲みが消えた

振り仮名の誤字が修正された(こんせき→けいせき)
第9章(コミックアライブ2009年12月号掲載)

①コマ全体に逆光処理が施された
②手下のモノローグに囲いが追加

梧桐大輔のセリフの改行位置が変更された

クロウディアのセリフの改行位置が変更された

マグワイヤのセリフの改行位置が変更された
第10章(コミックアライブ2010年01月号)
コミックアライブ連載時と単行本の差異は発見できませんでした。第11章(コミックアライブ2010年02月号)

玲二のモノローグの位置が移動した
第12章(コミックアライブ2010年03月号)

ドライに陰影処理が施された
第13章(コミックアライブ2010年04月号)

玲二のモノローグの改行位置が変更された
おわりに
巻末の「あとがき」に描かれているキャルが超絶キャワワ♥
アインを押しのけて中心に居るってことは、柊先生はドライ(キャル)好きなんですね~。キャルが死なず、小説版ファントムに近い終わり方になったのは、もしかして柊先生のご尽力の賜物なのでしょうか!?いや、きっとそうに違いない!!物語の展開はアインルートなのに、終盤以外はアインが空気だったし、L.A.編でのキャルの異常なまでの可愛らしさといったらもう!!特に連載・第7回~第9回で描かれていた笑顔のキャルからは、ペン先に込められたキャルへの愛情がひしひしと伝わってきましたよ。
「あとがき」の中で柊先生は「玲二を巡るエレンとキャルのバトルに終止符が打たれる・・・事もなく投げっぱなしですが」と書かれていらっしゃいますが、決してそんなことはありません!自分はPC版、DVD-PG版、PS2版のゲームを全部プレイし、OVAとTVアニメは全話視聴、更に小説版、アンソロジーコミックスも読んでいますが、今回のコミックス版は意外性があって楽しめました。中でも、例のアイテムがキャルの命を救ったという展開には、グッと来るものがありましたね。もう、このコミックス版の内容(終わり方)でアニメを作り直して欲しいぐらいですよ!!(`・ω・´)
「あとがき」の中に弊ブログの名前が!
毎回つたない感想書いていただけですが、恐縮であります。^_^;
次回作も楽しみにしています。
関連記事
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■ ニトロプラスの「ファントム」がTVアニメ化決定
関連サイト
■ ニトロプラス10周年記念 ファントムプロジェクト「ファントム」 (TVアニメ公式)■ Phantom~Requiem for the Phantom~ (TV東京・あにてれ)
■ カフェ・アンリミテッド (柊柾葵先生 公式サイト)
■ 月刊コミックアライブ オフィシャルサイト (メディアファクトリー公式)
■ ファントムシリーズ (ニトロプラス公式)
■ Phantom -PHANTOM OF INFERNO- (DVD VIDEO GAME公式/デジターボ)
■ ファントム-PHANTOM OF INFERNO- (PS2版公式/プリンセスソフト)
■ Phantom -PHANTOM OF INFERNO- (Wikipedia)