[マンガ感想] みなみけ 第147話 「恥じること」
ヤングマガジン2010年No.16に掲載されている「みなみけ」第147話『恥じること』の感想です。
マンガの内容に触れています。未読の方はご注意ください。
第7巻・初回限定版の特典
お待たせしました!単行本第7巻は6月4日(金)発売決定!!編集さんの文章を素直に受け取れば、第7巻・初回限定版の特典はフィギュアと思われ。2月8日発売のヤングマガジン第10号で読者にアイデアを募っていたけど、フィギュアの原型制作~量産化のスケジュールを考えると、実は最初から決まってたんじゃないの?(笑)。
もちろん今回も初回限定版を出します。注目の特典は最初に「フ」がついて「ア」で終わるアレです。アレってなんだ~!!
(扉ページ[P.357]のアオリ文)
個人的にはハルカ姉さまのねんどろいど希望なんだけど、一抹の不安要素もある。ねんどろいどは単体でも3,500円するので、単行本とセットとなると合計4,000円ちょっとになってしまう。過去に発売された「みなみけ」の限定版の中で、最高値は第6巻・DVD付き初回限定版の3,700円なので、それを300円程度上回ることになる。それでもオレみたいなフィギュア好きなら大喜びで購入するけど、かなりコアな特典だし、値段的に躊躇する人もいるかもしれない。なので購入の敷居を下げるために、より安価なねんどろいどぷちになる可能性もありそうだ。流通とか店頭での商品陳列スペースを考慮すると、大型パッケージの「ねんどろいど」より、小型の「ねんぷち」の方が扱いやすそうだし・・・。
第147話 ストーリー&感想
扉絵にヒトミちゃん登場ってことで、今回は高校生サイドのお話。テーマは長ブロ(“長風呂”と書かないのがいかにもコハル先生らしい)。何気ないハルカ姉さまの一言で、硬派キャラのナツキに思わぬ試練が訪れる!▊ ナツキの意外な真実

「ナツキ君って長ブロなんだって?」
それを聞いたナツキは一瞬フリーズ状態になるも、長ブロの話題を続けるハルカの言葉を遮り、その情報を全否定。「フロなんてこう・・・軽く通過するいきおいで」とはぐらかす。ハルカは少し驚くが、ナツキがあまりにも真剣なので、とりあえず納得した様相を見せることに。
その後、教室に戻ったナツキは、外見では平静を装っていたものの、内心忸怩たるものが・・・。頭の中は、おしゃべりなトウマに対する怒り、そして憧れのハルカ先輩に長ブロを知られたことの恥ずかしさでいっぱいなようす。伏し目がちになりながら、心の中でこう叫ぶナツキであった。
『だって なんだか 恥ずかしいだろーが!』
そういえば、最近トウマを見かけない。直近の登場回は昨年最後の第141話 「何をする」なので、ほぼ3ヶ月出番無し。そのせいか、累計の登場回数※で、最近ちょくちょく登場している内田に追いつかれている(笑)。
※現時点における内田とトウマの登場回数は共に47回。
▊ ナツキのあの目は・・・

2年生の教室に着いたヒトミちゃんは、マキに相談を持ちかける。ナツキの名前は出さず、一般論として、男の長ブロは「そんなに恥ずかしいことっスかねぇ?」と・・・。後輩からのそんな意外な相談に対して、マキ先輩は「長ブロは女のイメージ」云々という率直な意見を披露。それを聞いたヒトミちゃんはとりあえず納得したようすだが、たまたま居合わせたハルカは、先刻のナツキとの会話を思い出し、その場を後にする。
▊ ヒトミちゃんの告白

「でも なんで 恥ずかしいことを 私には簡単に 話したんだろう?」
それに対して、恋愛経験はともかく知識だけは豊富なマキ先生。したり顔でこう答えやがります。
「遠回しな愛の告白だね!」
純情な乙女・ヒトミちゃんは、耳年増なマキの発言を真に受けたもよう。「マジっスか!?」と赤面しちゃって、もうキャワワ♥
一方その頃、ハルカは1年生の教室に到着。ナツキに声を掛け、まずは長ブロの効能(血行が良くなり、リラックスできる)を説明。更に「お風呂を通過するだけじゃダメだよ」と説得を行う。するとこれがナツキには効果覿面。さっきまで頭をもたげていた恥ずかしさは何処へやら。「ハルカ先輩が言うのなら そうしまっス!」と宣言し、ハルカのアドバイスに素直に従うことに。こうしてナツキを悩ませていた「男の長ブロ問題」は解決。ハルカは苦笑いしつつも一安心し、2年生の教室へ戻って行った。
この後、ハルカと入れ替わるように1年の教室に帰ってきたヒトミちゃん。ナツキの悩みが解決したなんてことは知る由も無く、そればかりかマキに聞かされた話を信じ込んだ彼女は、ここでいきなり遠回しな愛の告白をしちゃいます。
「私もわりとさ・・・・長ブロなんだよね・・・・・・」
ところが、そんな勇気を振り絞った告白に対し、ナツキから帰ってきた言葉は「長ブロはいいぞ」とか「スゲェ血行良くなるぞ」といった長ブロの効能ばかり。しかもハルカの受け売り(笑)。そんなまさかの展開に、ヒトミちゃんは少しカチンときたようす。「もっとちゃんと私に伝えることないのか!?こんなに恥ずかしいのに!?」と、頬を紅潮させ真顔でて訴えかけるが、ナツキに対しては暖簾に腕押し。あまつさえ「何ひとつ恥じることなんてねぇぞ!」と断言され、ヒトミちゃんの想いは今回も届きませんでしたとさ。(つд`)
さて、ヒトミちゃんの登場は今回ので5回目だけど、回を重ねる毎に巻き込まれキャラというか、いじられキャラにになりつつあるような気がする。あと、ここ最近のマキの登場率の高さは異常。第133話 「言っちゃった」以降では、今回も含めて7回も出番がある。これはパーセンテージで表すと46.7%となり、同期間のサブキャラの中では最高の数字だ。ちなみに、2位は内田の6回(登場率40%)。やはりバカサイドの住人強しってことか(笑)。
次回掲載号
次回登場は4/5発売号。初回限定版の詳細を発表しま~す。ということで、次回の「みなみけ」はヤンマガ4月5日発売号(No.18)に掲載されます。(最終ページの柱文より)
初回限定版の詳細が発表されるとのことだけど、第6巻の時みたいに「詳しくはWebで」ってパターンかも。
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