[アニメ感想] DARKER THAN BLACK 流星の双子 第10話 「偽りの街角に君の微笑みを・・・」
第10話 「偽りの街角に君の微笑みを・・・」

あらすじ
第10話のあらすじ、主要スタッフはアニメ公式サイトから引用しておきます。
蘇芳は、母の話から過去に隠された秘密を知る。ショックを受けた蘇芳の小さな身体は震えた。しかし、唯一の心の拠り所の黒は姿を消したまま…。予言された未来が近づいていた。
脚本:岡田麿里 絵コンテ:岡村天斎 演出:比嘉直 作画監督:小平佳幸・長谷部敦志
ストーリー&感想
第10話のポイント
- ついに明かされる蘇芳の過去。しかし、それが真実の記録なのか偽りの記憶なのか、謎は深まるばかり・・・。
- マオは足首フェチの外人、蘇芳パパは“組織”の一員だった。
- 肉まん(゚Д゚)ウマーで、未咲さん死亡回避。
- またしても、巨乳キャラ死亡。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。
- 蘇芳の恋愛フラグ再び。これにより蘇芳ルート確定。未咲さん2期も涙目。
- ほのめかされる紫苑の能力。そして月見草の地にイザナミ(?)が出現。
アバンタイトル
▊ 偽りの記憶

未咲Side
BK201に拉致られた耀子。未咲は羽田空港周辺の道路を緊急封鎖したが、依然としてBK201の行方は掴めていない。ところが、それを上司の小林課長に報告したところ、BK201はボートを使い海へ逃走したという。鎮目によると、三号機関にはドールシステムがあり、所属メンバーは観測霊により常に監視されているらしい。ただ、そのご自慢のシステムをもってしても、未だBK201を捕捉することが出来ないようだ。
蘇芳・麻子Side
実の母親(牧宮麻子)の口から飛び出した衝撃の言葉―「私の蘇芳は・・・もう死んでいる」。それを聞いた蘇芳は驚きを隠せないが、ママの勘違いかもしれないと推測。幼い日の水族館での出来事を話す。しかし、蘇芳の期待に反して、ママはそんな事実は無いと否定。気が動転した蘇芳は、車を飛び出してしまう。ジュライも彼女を追い降車するが、マオはそのタイミングを逃し、そのまま車に乗せられ麻子の自宅へ向かうことに・・・。
Aパート
▊ 突然の出会い

麻子の車を降り、首都高速の路肩を歩く蘇芳とジュライ。蘇芳は真実を確かめるため、思い出の水族館を目指していた。ところが、そんな二人を監視する者がいた。三号機関が放った観測霊だ。もっとも、それに気付かないジュライ君ではない。さすが元MI6のエージェント。ジュライは観測霊をハッキングし、三号機関のドールシステムに穴を開けることに成功。臨海地区の監視網を失った三号機関は大混乱に陥り・・・。
一方、羽田空港を後にした未咲さん。BK201と耀子の行方を追うため、闇雲に都内を走り回っていたが、その途中で蘇芳とジュライを発見して保護。一方、未咲さんの車の中で目覚めた蘇芳。母親から聞いた話や、自分の思い出を未咲さんに話すが、未咲さんの口から出たのは母親の言葉を裏付ける情報であった。サンシャインシティ水族館の周囲は13年前から立ち入り禁止区域に指定されているらしい。
このシーンの冒頭に、マダムの双子(アリエル、ベレニス)がジュライの思念を逐一読み取っているカットが挿入されていた。彼女たちは、ドールの意識にアクセスできる能力者(契約者orドール)ってことでFA?
▊ それぞれの過去

蘇芳たちと離ればなれになったマオは、仕方なく麻子の自宅マンションに潜入。そこでたまたま麻子の足首を見て、自分がまだ人間の体を持っていた頃の記憶が蘇る。マオがかつて来日していた際、池袋で麻子と出会ったいたのだ。時期は東京にゲートが出現する数日前。しかも麻子はヘルズゲートの出現を予言していたのだ。
ここで突然、玄関のベルが鳴りって未咲さん登場。パブリチェンコ博士の名前を出したところ、麻子の態度が豹変。未咲さんのことを“組織”の人間と勘違いしたようだ。
マンションの廊下には、未咲さんに付いてきた蘇芳とジュライの姿もあった。二人を見つけたマオは、自分と麻子の意外な接点を語り始める。そして、麻子も未咲さんに対して過去の出来事を告白し始める。曰く・・・
- パブリチェンコ博士は“組織”に所属し、モスクワの大学で、ある研究をしていた。
- しかし、その研究の全貌を知る者は“組織”でもごく一部。マオは“組織”内の別の派閥の命令を受け、潜入調査を行っていた。
- 麻子はその日、蘇芳と紫苑を連れて大学を訪れていたが、“組織”の内紛による爆弾テロが発生。麻子と紫苑は難を逃れたが、蘇芳は巻き込まれて死亡。
- 猫に憑依していたマオも命だけは助かったが、人間の身体の方は爆発に巻き込まれて失ってしまった。
マオの過去話やっとキタ━━゜+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゜━━ ッ ! 外人だったのは実に意外。足首フェチって相当なマニアですな。太ももを含めた脚全体じゃなくて、足首の一点買いですからね(笑)。それはそうと、博士が“組織”の一員で、しかもゲートの出現を予言していたって、こっちもまさかの展開。ME技術を使い、何者かの未来の記憶を取りだしたって話になるのか、それともゲートを出現させたのは実は博士という超展開が待っているのか。DTBのことなので、最後には投げっぱなしというオチも、かなりの確立でありそうですが・・・(笑)。
Bパート
▊ 未来の記憶、過去の記憶

廃院になった歯科医院らしき建物。診察椅子に縛られているのは、拉致られた耀子。朦朧とした表情をしているので、何らかの薬物を注入されているもよう。
- イザナミをイザナギに会わせると大きな災厄が発生する
- 進化
- 未来の記憶を持つ老婆
- 彼女が記憶していた何通りもの未来
- 世界は三鷹文書に記された恐ろしい記憶に向かって走り出している
- 葉月を守らなければならない
- イザナミは契約者を殺す
- 18号研究棟
- 止めないと葉月が危ない
そんなこんなで、イザナミの居場所は18号研究棟と判明。
耀子の情報は、視聴者を惑わすミスリードの可能性もあるけど、素直に解釈するとこんな感じでしょうか。
- 契約者やドールは、人類の進化の過程で出現した副産物。
- イザナミとイザナミの邂逅は更なる進化への起爆剤となる。それは既存の人類にとっては災厄に等しい。
- アンバーもしくは星見様は、幾通りもの未来を見て記憶している。
- 三鷹文書に記されているのは、その中でも最悪の未来。
- 葉月死亡フラグ(イザナミに殺される?)
蘇芳Side
ここでAパートラストの続きになり、麻子や蘇芳の身に起きた悲劇が描かれていく。
蘇芳を探していた麻子は、蘇芳の遺体をMEにかけよとしているパブリチェンコ博士を発見する。博士の行為や言葉に狂気を感じた麻子は、マオの援軍もあり、蘇芳の遺体の奪取に成功。蘇芳を抱き上げ、そのまま建物の外へ脱出する。しかし、安心したのも束の間、紫苑のが見当たらない。そんな中、何者かの視線を感じて、ふと建物を見上げると、そこには紫苑の姿が・・・。紫苑は母親よりも父親を選んだのであった。その後、麻子は蘇芳を火葬し、遺骨を持って日本に帰国したという。そんなわけで、目の前に現れた蘇芳そっくりの少女は偽物。紫苑の能力で作られた蘇芳のコピーだと言い放つ。
一方、麻子の告白をマンションの廊下で聞いていた蘇芳。母親から「(パブリチェンコ博士の)心の歪みが産みだしたモンスター」と言われ、もはやその場にとどまることもできず、逃げるように走り去るしかなかった。それを見た未咲さんは麻子への聞き込みを切り上げ、蘇芳の後を追うことに。ところが、蘇芳は逃げた訳ではなく、マンションの入り口付近で未咲さんの到着を待っていた。「逃げる場所なんて無い」と言い、「思ってたよりショックじゃない」と嘯く。
未咲さんは蘇芳の安全を保証し、とりあえずこの場を離れようとするが、そこに
これはヒドイ!未咲さん可哀想・・・(つд`)
それそうと、紫苑の能力は物質(生物)をコピーすることらしいけど、ぜひターニャのコピーを作ってくれ!!
▊ 交錯する思惑

水無Side
耀子が拉致監禁されていた現場に踏み込んだ三号機関。しかし、耀子は拷問により惨殺されていた・・・。水無は耀子の亡骸に口づけし、BK201への復讐を誓う。
状況的に、耀子の居場所を三号機関(小林、水無)に密告したのはマダムの線が強そう。耀子殺害容疑者の筆頭は鎮目ですかね。葉月たちが踏み込んだ時に居なかったし、三号機関とは一歩距離を置いた行動をとっているし、どこかの組織の二重スパイという可能性も否定できない。殺害目的はイザナミの居場所を聞き出し耀子が用済みとなった、あるいは耀子が喋らなかったので拷問がエスカレートしてしまい、その結果として死に至らしめてしまったかのどちらか。鎮目の裏で糸を引いているのは、おそらくマダム、そしてCIA(ジョン・スミス)かもしれない。殺害犯が鎮目でないとすると、紫苑が送り込んだ第三者(あっと驚くエージェント)とか?あと、これは考えすぎかもしれないけど、死亡した耀子は実はコピーという可能性もありそう。目的は水無の復讐心を煽り、
蘇芳・
紫苑Side
どこかの水族館には、いつものように紫苑と博士の姿が・・・。二人の会話を聞くと、紫苑が能力を使い何かをコピーしたらしい。そのまんま捉えれば画面に映っていたクジラと思われるが、なんか苦しそうな顔をしている。そこまでして蘇芳を駆り立てるのは何だろう?対価は払い終えた筈だし・・・。
それはさておき、この後の紫苑のセリフで、蘇芳の記憶(幼い日の水族館の出来事)が偽物であることが判明。更に、紫苑が蘇芳を憎んでいる節も窺える。
蘇芳・
夜になり、
「DARKER THAN BLACK-黒の契約者-」OFFICIAL FANBOOKの岡村監督インタビューによると、ズバリ『流星の双子』のテーマは『恋』とのことですが、この発言がネタでないとしたら、DTBのことなので悲恋になりそうな予感。蘇芳死亡もしくはそれに近い状態になり、夢の中で願いが叶うって展開がありそうで怖い。
エピローグ
▊ 弓張り月の下で

夜空に出現したオレンジ色の弓張り月。どこかのビルの屋上に座り、それを見上げるマダム、アリエル、ベレニスの三人。月見草の咲く場所には、それに呼応するように巨大な青いつぼみが現れ、中から
次回予告

予告ナレ「黄金色のスープに潜む隠し味は、苦い思い出と、甘酸っぱい予感。頬張るとこぼれる塩辛い涙。そして最後の幕が上がる・・・」
- 料理に余念がない
黒 。 - 本編中で未咲さんが語っていたように、廃墟と化したサンシャインシティ水族館。
- 自らの能力で武装し、何かを探して歩き回る鎮目。
ここしばらく、回を追う毎に減少している予告映像のカット数。意図的な編集なのか、制作スケジュールの都合なのか・・・。
銃器チェック
第10話に登場した銃器をテキトーに鑑定しておきます。何かお気付きの点がありましたら、コメントください。m(_ _)m
耀子のフラッシュバックに登場したハンドガン

未咲さんのハンドガン

さんざん既出の未咲さんのハンドガンは、S&W M3913 TSW(Team Smith & Wesson)と思われます。鑑定理由は第5話 「硝煙は流れ、命は流れ・・・」の感想をご覧ください。
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関連サイト
■ DARKER THAN BLACK 流星の双子 (アニメ公式サイト)■ DARKER THAN BLACK ―流星の双子― (MBS公式サイト)
■ DARKER THAN BLACK -流星の双子- (Wikipedia)
■ DARKER THAN BLACK -黒の契約者- (Wikipedia)
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