[アニメ感想] DARKER THAN BLACK 流星の双子 第9話 「出会いはある日突然に・・・」
第9話 「出会いはある日突然に・・・」

あらすじ
第9話のあらすじ、主要スタッフはアニメ公式サイトから引用しておきます。
東京に辿り着いたスオウ。カメラマンだった母の写真集を手がかりに、都内のあちこちに残された足跡をたどる。ついに、ゲートの近くにある母のマンションを見つけるが…。
脚本:大西信介 絵コンテ:岡村天斎 演出:大西景介 作画監督:小田嶋瞳・根岸宏行
ストーリー&感想
今回はエンタメ回と見せかけておいて、伏線回収と新たな謎の提起に尺が割かれたエピソード。むりやり箇条書き3行にめとめると、こんな感じでしょうか(笑)。
- アンバーの声が復活!三鷹文書の核心に近付く未咲さん。
- あっさり明かされた水無の生い立ち。黒の変質者に拉致られた巨乳メガネっ娘・耀子。小林課長に詰め寄る鎮目。ぎくしゃくし始めた三号機関。
- 探偵の活躍(?)で、蘇芳とママ感動の再会。しかし、ママの口からは驚愕の言葉が・・・。
個人的には探偵&助手メインの話を期待していたんだけど、やっぱり1クールのアニメで、まるまる1本コメディーにするのは無理だよね・・・。
アバンタイトル
▊ 邂逅

未咲Side
「これを聴いている貴方は、今もどこかで黒 と繋がっている筈。過去が変わっていなければね・・・」
「未来の記憶」の手掛かりを得るため、ICレコーダーのデータを解析していた未咲さん。意外にもドジっ娘属性の持ち主だったようで、PCを誤操作してしまいました。ところが、これが棚からぼた餅。音声データの中に、上記の逆再生メッセージが仕込まれていたのです。しかも、その声の主は時間制御能力を持つ契約者=アンバー。エンタメ回かと思いきや、冒頭からスゴイ展開です。
蘇芳Side
一方、
|
あと、DTBとは全然関係ないけど、逆再生機能を持ったICレコーダー、その名も逆さマスタージャパン[AA]がタカラトミーアーツから発売された。玩具なので録音時間は最大6秒しかないけど、ネタ的には面白そうだ。
Aパート
▊ それぞれの動き

蘇芳、ジュライ、マオ(ペーチャ)と別れた
三号機関Side
三号機関本部では、大宮公園周辺でのFSBと蘇芳たちの戦いについて、あれこれ検証中。このシーンの会話から分かる、三号機関が把握している情報は下記の通り。未咲さんたちの視点なので、事実と異なる点が多々あります。視聴者へのミスリードもありそうなので、話半分に聞いておいた方がいいかも(笑)。
- 戦闘現場の南東100メートルのビルの屋上でPTRDが発見されたが、左利き仕様。
- BK-201が連れている子供(蘇芳)がイザナギなのかどうか分からない。性別も不明。囮の可能性が大。
- ウラジオストックで目撃されたイザナギと思われる子供(蘇芳)は、左利きではなかった。
- 本物のイザナギは、既にパブリチェンコ博士と伴に都内に潜伏している可能性もある。
- BK-201はパブリチェンコ博士との合流よりも、イザナミ奪還を優先させる筈。
|
蘇芳Side
キコたちにお持ち帰りされた蘇芳。目覚めてみるとベッドの中で、部屋の壁は痛いポスターだらけ。マオ曰く、この部屋の住人は「悪い奴じゃない」らしいが、ドールのジュライが途中で逃げ出すほどの悪行三昧(笑)。
未咲Side
アンバーの逆再生メッセージに従い、未咲さんは総務省資料室(?)所蔵のCD-ROMを借用。庁内の人間なら誰でも借りられるCD-ROMであるが、実は偽装された「三鷹文書」。解析ツールで開き、キーワードをを入力することで全貌が分かるらしい。そして、そのキーワードはマダム・オレイユが語った「IZANAMI」。
アンバー「その文書を貴方に読んでほしい。そして教えてあげて。そこに至る道のりを黒 が・・・誰もが誤らぬようにするために・・・」
なんかここまでの展開を見ると、未咲さんはアンバーとマダムのエージェントとして、ていよく使われているって印象。もしかして、アンバーとマダムは裏で繋がっているのだろうか?
▊ 母の消息、イザナミの行方

蘇芳Side
キコとマユコの悪巧み(本人たちは善行のつもり)の次なるターゲットは蘇芳。コスプレ衣装を着せられた蘇芳は、その意味が分からず感謝の意を表明。マユコに、根っからのレイヤーの烙印を押されてしまう。そんな中、蘇芳から身の上話を聞いたキコたちは、彼女の母親探しを手伝うため、久良沢探偵事務所へ。そして、キコから蘇芳の来日目的を聞かされた久良沢凱は号泣。蘇芳から前金をもらった凱は、母親探しの仕事(涙の再会スペシャル)を受けることに・・・。
三号機関Side
イザナミの居場所を確認するため、未咲さんと鎮目は小林課長に直談判。しかし、課長の返事はNo。イザナミ運搬に関わった者の記憶もMEで消去され、所在を知るものは課長を入れて数名しかいないと言う。もっとも、課長に断られたぐらいで諦めるほどやわじゃない二人。イザナミの所在を知るという、その「数名」を探ることになった。
「イザナギは偽りの水底を眺め、イザナミを待てり。イザナミは水底を渡り来たりて、やがて二人出会えり。されば天地 は二つに裂かれ、地獄の門はそこへと開かん。門より出でし者、誰ぞや知れず。ただ争いが果つることなく続くのみ・・・」(三鷹文書の一文/未咲さんのモノローグより)
「偽りの水底」とか「地獄の門」といった、いかにもなキーワードが登場。後者はそのまんま「
( ・o・)ハッ! ひょっとすると最終回でターニャ復活?!
Bパート
▊ 羽田へ

蘇芳Side
ママの足どりが掴めそうで掴めない探偵&蘇芳一行。捜査の基本は現場からという元刑事らしい発想で、写真集の撮影ポイントを訪れることに。写真の撮影場所はゲートを見渡せるマンションの屋上だ。
凱とキコたちはママの情報を得るためマンションの管理人室へ行き、その間、蘇芳は屋上に残りゲートを見つめていた。すると、そこにマダム登場。蘇芳のママが今夜8時過ぎの便で羽田に帰ってくると言う。
マダムの神出鬼没っぷりは、もはや異常。テレポート能力、もしくは相手の脳に自分の幻影を映し出す能力を持つ契約者か?マダム関連では双子のアリエル、ベレニスの存在意義も未だ不明だけど、このまま投げっぱとか?!DTBなら十分ありえそうで怖い(笑)。
未咲Side
イザナミの所在を知る人物を探るため、未咲さんと鎮目は庁内の休憩室へ。そこでノートPCを広げて情報収集にあたるが、めぼしい情報はなかなか発見できない様子だ。ところが、職員のスケジュールを追っていた未咲さんが、内部情報の流出を察知する。外部に漏洩した情報は、水無と耀子の行動予定。鎮目によると、その二人は物資の受け取りのため羽田に向かっているらしい。おそらく不正アクセスしたのも、わざわざその痕跡を残したのもマダムの仕業なんでしょうね(笑)。
蘇芳Side
マダムの言葉を信じた蘇芳は、藁をも掴む思いで、羽田空港の国際線ターミナル・ロビーに向かう。劇中の長いエスカレーターは、京急または東京モノレールの地下駅から第2旅客ターミナルに登るエスカレーターか?
▊ 急転

水無Side
羽田空港近くの施設の一室。三号機関の任務で、物資の受け取りに来た水無と耀子。その二人の前に、車椅子に乗った老人=水無の祖父が現れる。この祖父は水無を追い出した張本人であるが、水無の母親の余命が長くなので一目会うために戻って来てくれないかと懇願。水無は老人が差し出した入院中の母親の写真を一瞥するが・・・。
蘇芳Side
国際線ターミナルのロビーに到着。ドキドキが止まらない様子の蘇芳を落ち着かせるため、胸に手を当てるキコ。ある意味、希少価値のあるひんぬー×ひんぬーの構図。オレは全く興味ないけど(笑)。
水無Side
祖父の願いに対して、「契約者に肉親のことを思う気持ちはない」と、つれない返事をする水無。淡い期待を抱き、水無に会いに来た祖父であったが、予想したとおりの返答に淡々としたようす。さすが、老いたとはいえ裏の世界の重鎮だ。
ほとんどの視聴者が感じたことと思いますが、とって付けたようなベタな水無の過去。これが1クールアニメの限界か・・・。もし2クールだったなら、水無の過去話やガチ百合話だけでまるまる1本使ったかもね。いや、実に惜しい。それと、水無の祖父に情報をリークしたのはマダムの線が濃厚。
水無と祖父の会話に配慮し、部屋の外で待っていた耀子。そんな彼女に、作業員に変装した
▊ 母との再会

蘇芳Side
マダムの情報どおり、蘇芳は午後8時到着便の乗客の中に、ママの姿を発見。感動の再会を果たすが、ママの口から出た言葉は「うれしい・・・紫苑」。双子なので勘違いしたのかと思いきや・・・。
エピローグ
▊ 予期せぬ言葉

探偵&キコと別れ、ママが運転する車に乗り羽田空港を後にした蘇芳。ところが、その車内でも蘇芳のことを紫苑と勘違いし続けるママ。蘇芳が自分は紫苑ではないと説明すると、その直後にママの態度が急変。突然、急ブレーキを掛けたママは、驚愕の表情を浮かべ、こう語り始めるのであった。
麻子「嘘言わないで!蘇芳じゃない、蘇芳の筈ない。だってあの子は・・・8年前に死んでるのに・・・」
ΩΩ Ω<な、なんだって――!!?
でも、この展開はミスリードくさいぞ!蘇芳ママの記憶の方が偽りで、MEで操作されているというオチがありそうな予感。ただ、最近のDTBは裏の裏をかいてくるので、油断なりませんけどね(笑)。
次回予告

予告ナレ「すべてが偽りだと知れた時、少女は走り出す。 漆黒の空洞、無の空虚の中。 そして、何かにすがりつく・・・」
- 天文部らしき場所が登場。回想シーンなのか、それとも国立天文台が復活なのか。
- 緑色の閃光を放つ大爆発。ゲート出現?トーキョーエクスプロージョン??
- 火災現場から幼い子供を抱いて逃げる大人。8年前の蘇芳とママ?・・・と見せかけておいて、ママの偽の記憶と予想。
- 路上で肩を寄せて眠る蘇芳とジュライ。蘇芳ママと別れ、行き場の無い二人って感じだけど、実はジュライの死亡フラグか。
- 高層ビルの夜景。池袋ではないような気がする。
- 巨大な月見草のつぼみは、中に
銀 ちゃんが居ると思わせるミスリード。
関連記事
■ [アニメ感想] DARKER THAN BLACK 流星の双子 第10話 偽りの街角に君の微笑みを・・・」■ [アニメ感想] DARKER THAN BLACK 流星の双子 第8話 「夏の日、太陽はゆれて・・・」
■ [レビュー] DARKER THAN BLACK 流星の双子 ビジュアルファンブック
■ 「DARKER THAN BLACK-黒の契約者-」OFFICIAL FANBOOKを買ってきた
■ 「DARKER THAN BLACK 流星の双子」に登場した銃器まとめ (ライフル編)
■ 「DARKER THAN BLACK 流星の双子」に登場した銃器まとめ (ハンドガン編)
■ 「DARKER THAN BLACK 流星の双子」に登場した銃器まとめ (サブマシンガン・ショットガン・その他編)
関連サイト
■ DARKER THAN BLACK 流星の双子 (アニメ公式サイト)■ DARKER THAN BLACK ―流星の双子― (MBS公式サイト)
■ DARKER THAN BLACK -流星の双子- (Wikipedia)
■ DARKER THAN BLACK -黒の契約者- (Wikipedia)
[PR]
|
||
|