[アニメ感想] To LOVEる-とらぶる- OVA4 「とらぶる☆くえすと」 (コミックス第16巻・DVD付き予約限定版)
11月4日頃に発売された「To LOVEる-とらぶる-」のOVA第4弾「とらぶる☆くえすと」の感想です。
アニメの内容に触れています。未見の方はご注意ください。
商品構成
DVD付き予約限定版には、単行本の第16巻(限定版仕様)と特典OVAが収録されたDVDが同梱。
外箱
外箱のパケ画は矢吹先生が描いたマジカルキョーコ&ルンで、背の部分には春菜ちゃんが印刷されています。
DVD
DVDケースは一般的なトールケースで、ジャケットイラストはキャラクターデザイン・総作画監督の岡勇一さんの描き下ろし。いつものように単行本の表紙(限定版仕様)と同じレイアウトとなっています。
ジャケット(表側)
ジャケット(裏側)
DISCレーベル
ジャケットの裏側(紙の裏側)はDVDの取扱説明が印刷されているだけで、それ以外は真っ白でした。
なお、DVDケースの中には、ララ&春菜の百合っぽいポストカードが1枚同梱されています。イラストはアニメ絵で、原画は岡勇一さんです。
コミックス第16巻(限定版)
原作コミックス第16巻(限定版)の表紙、裏表紙は次のとおり。今回も単行本の奥付にはアニメDVD付き予約限定版と印刷されています。
16巻・限定版仕様(表紙)
同(裏表紙)
通常版[AA]の表紙は、限定版・外箱のパケ画(マジカルキョーコ&ルン)と同じですね。
内容紹介&感想
DVDメニュー
DVDのタイトルメニューは次のとおり。
DVDタイトルメニュー
残念ながら、今回は特典映像は収録されていません。
主要スタッフ、あらすじ
タイトル、サブタイトル
主要スタッフとあらすじは、次のとおり(DVDジャケットから引用)。
監督:加戸誉夫/脚本:長谷見沙貴/演出・絵コンテ:長澤剛/キャラクターデザイン・総作画監督:岡勇一
迫り来るモンスターの群れに立ち向かう、勇者・春菜、魔導士・美柑、武闘家・唯、そして花屋・リト。どうやらリト達は、RPGの世界に入り込んでしまったらしい。囚われの美姫・ララを救い出すために旅をする一行。その前に立ち塞がった大魔王は・・・・・・マジカルキョーコ!?
オープニング
OP映像はOVA第1弾『リト、女になる』、OVA第2弾『リトと美柑』、OVA第2弾『
Aパート
冒頭からいきなりRPGの世界。原作のトラブル93 『とらぶる くえすと 1』では「マジカルキョーコ」の劇中劇からスタートしますが、アニメではバッサリ削除されています。「とらぶる くえすと」という大長編を約24分弱の本編に凝縮するため、これは致し方ない処置でしょう。ただ、マジカルキョーコのパンチラとか春菜ちゃんのセクシーポーズが無いのは非常に残念ではありますが・・・。
お話の方はというと、RPGの世界に迷い込んだリト、春菜ちゃん、唯、美柑たんの前にモンスターが出現。勇者=春菜ちゃん、武闘家=唯の活躍でモンスター退治に成功しますが、魔導士=美柑たんの使った魔法の呪文「ププリン」のせいで、唯のぶるんぶるんのオッパイがポロリ。そしてその先端には薄ピンク色の乳首がバッチリ。おまけにスジ入りパンツも披露。初っ端から飛ばしまくります。ありがとう長谷見先生!ありがとう加戸監督、スタッフのみなさん!.ヽ(≧▽≦)ノ.
一方その頃、お城らしき場所では謎の美少女がリトたちの様子を探り、お姫様姿のララがベッドで眠っておりました。そして、全裸で入浴しているマジカルキョーコの姿もあり・・・。
サブタイトル表示後にリトの回想シーンがスタート。リトたちは怪しい手紙を開いた直後、この世界に召喚されたもよう。転職屋なる場所を訪れたリトたちは、判子絵のお姉さんたちにより、強制的に職業を決められ、衣装もチェンジさせられます。
このあたりは時系列や場所等がアニメ向けに再構築されていますが、内容的には原作のトラブル93 『とらぶる くえすと 1』およびトラブル94 『とらぶる くえすと 2』に準拠。
唯の顔面騎乗は原作にもありますが、突如空中に現れた際のパンツ丸見えはアニメオリジナルです。これはなかなか気の利いた補完ですね。(*´Д`*)
回想シーン終了後、リトたち一行は街に到着(原作では「ヘボンの村」)。そして、たまたま入ったカジノで、バニーガールのコスプレをした里紗&未央に出会います。この二人の登場は、原作のトラブル95 『とらぶる くえすと 3』には無いアニメオリジナルですが、これは百合分の補充には最適。春菜ちゃんの慎ましやかな乳を揉みしだく里紗。スカートをめくってパンツをチェックする未央。やりたい放題の二人です。おまえらでかした!ガチ百合最高!!!
百合描写でお腹一杯の後には、まさかの御門先生登場。宿屋で診療所を営んでいるとか。しかも、露出の多い見せブラ&ショートパンツの上に、白衣というマニアックなお姿です。更に、ここには温泉があるということで、「特別に洗ってあげてもいいわ♥」とリトを誘惑。それを聞いたリトは赤面し、妄想タイムに突入。
推定サイズ99cm(FまたはGカップ)を誇る御門先生のテラ爆乳が、リトの背中に密着。耳元では全裸美女の甘い囁き声。更に、左手は徐々に下がり、リトの下腹部へと伸びていき・・・って、リト自重!!!
そんなこんなで、宿に泊まることになったリトたち一行。女子のみなさんは、入浴&シャワーできゃぴきゃぴ。これも原作には無いサービスシーン。
唯たちが温泉でさっぱりした後、部屋に戻ったところ、ソファーを廊下に持ち出そうとする姿が。原作の唯はリトに対して「部屋の外に出て寝ろ」という視線を送るのですが、アニメではそういった描写は無し。それどころか、リトの紳士っぷりに感心して頬を赤らめております。更に、廊下で寝ているリトに、こっそり毛布を渡す描写も追加され、その際に「べ・・・別に、心配してるわけじゃないんだから!」というセリフもあり、ツンデレっぷりも披露。
そんな感じで夜も更けていきましたが、宿の外には怪しげなシルエットが佇んでおりました。どっからどう見ても、マジカルキョーコですけど。
アイキャッチ
Aパート・アイキャッチのララさんの下腹部(ビーナスの丘)に注目!To LOVEる -とらぶる- 考察さんがご指摘されているように、ピンク色のアンダーヘアらしきがものが描かれています。(*´Д`*)
Bパート
廊下で眠っているリトの所に、マジカルキョーコが登場。劇中劇の時とは異なり、キョーコの衣装もRPG仕様にチェンジ。かなり露出の高い衣装を纏っております。これは原作では「ギリギリ下着」と呼ばれ、この世界でのレアアイテムらしいです。ちなみに黒いパンツはフィギュアでも採用されております。
で、突然現れたマジカルキョーコは、推定サイズ86cm(CまたはDカップ)の乳でリトの顔面をぱふぱふ。そして、驚いて起きたリトに対して、このRPGの世界について語り始めます。曰く、リトはお姫様で、リトが助けに来るのを待っている。ララを救うには大魔王であるマジカルキョーコを倒すしかない。しかし、キョーコは最強設定のカスタムキャラなので、リトたちの能力では絶対に勝てない。しかし、リトがキョーコの彼氏になれば、全員を元の世界に戻すとか。
囚われの身となっているララですが、To LOVEる-とらぶる 11 (ジャンプコミックス)[AA]の絵(P.136)では股間にスジらしきものが描かれているんですよね。見ようによってはトゲにも見えるので、クレームが来た時の逃げ道もちゃんと用意しているのでしょう。さすが矢吹先生です。(`∀゚)b
なお、原作のトラブル95 『とらぶる くえすと 3』では、キョーコが宿を去る時に、刺客のモンスター「ゴーリキ」を置きみやげとして召喚するのですが、その部分は尺の都合で削除されたもよう。
ララを救出するため、リトたちはお城へ。原作でいうと、ここからトラブル96 『とらぶる くえすと 4』に入ります。
城内に突入したリトたちでしたが、見るからに強そうな敵が出現。レベル不足のリトたちに危機が迫りますが、ここで救世主登場!いきなり開脚ポーズで現れたヤミちゃんが、トランスさせた髪でアンデッドモンスターを一刀両断。メチャクチャ強いので「戦士」なのかと思いきや、「遊び人」という設定のようです。バニーガール姿の女遊び人って、RPGではお約束ですな(笑)。ちなみに、原作のヤミちゃん登場はトラブル95 『とらぶる くえすと 3』のラストで、城内ではありません。
この後、ヤミちゃんを加えたリトたちは城の奥を目指して出発。ところが、そんな彼らの前に沙姫お嬢様、凛、綾、ルンが登場。ルンの設定が異なっていたり、沙姫お嬢様が敵となった理由がスルーされていますが、あまり気にしないでおきましょう(笑)。
沙姫お嬢様は、魔法での先制攻撃を綾に命令。綾はあたふたしながら魔導書のページをめくり、唱えた呪文は「ギガププリン」。Aパートで美柑たんが使った魔法「ププリン」の強力バージョンらしく、ぷるんぷるんと震え始めるお嬢様たちのオッパイ。そして、衣装がぺろりとめくれて、4人のオッパイがポロリ。いかにも「To LOVEる-とらぶる-」な展開です。だがしかし!!何で沙姫お嬢様の乳首がキッチリ見えないんだよ~。原作では美しい先端突起をご披露あそばされてるのに!!
数々の困難を乗り越え、お城の中心部に辿り着いたリトたち。そこにはベッドに横たわり眠るお姫様=ララと、不貞不貞しい態度のラスボス=マジカルキョーコの姿がありました。このあたりから原作のトラブル97 『とらぶる くえすと 5』となります。
キョーコは再び、戦って全滅するか、みんなを助けるためにキョーコの彼氏になるか、二者択一をリトに迫ります。そして、リトが答えられないでいると、今度はキョーコを選ぶのかララを選ぶのか、あるいは別の誰かが好きなのか、といった質問に変更。質問の難易度が上がったことで、リトはさんざん迷いに迷いますが、ついには「俺はララのこと・・・好きかもしれない」と、現在の気持ちを正直に吐露。
その直後、眠れるお姫様=ララがベッドから起き上がり、「今はリトの気持ちを聞けただけで・・・十分嬉しいよ」とフォロー。ララのその一言で、春菜ちゃんの気持ちも含め、とりあえずその場は丸く収まったかに見えましたが、曖昧な回答にキョーコは激怒。全員をゲームオーバーにするため、炎を放ち、城内は火の海に。その場を陰から見つめていた謎の美少女たちによると、キョーコの暴走はバグだとか。
大魔王キョーコを倒してゲームをクリアすれば、このピンチから逃れることができる。そう考えた遊び人のヤミちゃんは、一か八かキョーコに戦いを挑みますが、無敵設定を誇るキョーコにはまるで効果無し。トランス能力を使い刀で斬りつけても、すぐに復元されてしまいます。原作にはキョーコが反転攻撃し、ヤミちゃんが乳をポロリする描写があるのですが、アニメでは削除されてしまいました。残念・・・。
そんな中、謎の美少女たちがララたちの前に姿を現し、キョーコに打ち勝つ方法を指南。それに従い、リトが花屋のジョウロを天にかざしたところ、突然光り始めたジョウロから大量の水が放出。何の役にも立たなかったジョウロが、実はゲームクリアのキーアイテム、「黄金のジョウロ ライトニングシャワー」だったのです!なんじゃそりゃ!!(笑)
ジョウロの力で、マジカルキョーコの炎は打ち消され、キョーコ本人もゲームの舞台から退場。謎の美少女たちはララの双子の妹、ナナ&モモであることが判明します。このRPGの世界を構築し、リトたちを召喚したのもナナ&モモで、その目的はララの身近にいる地球人の人柄をチェックするためだとか。ちなみに、ここから原作のトラブル98 『ララの妹たち』に突入です。
そんなこんなで色々ありましたが、これで元の世界に戻れることになり、リトたちは一安心。・・・ところがぎっちょんちょん。ナナが制御リモコンを紛失。そればかりかRPGの世界が崩壊し始め、倒したはずのマジカルキョーコも復活。しかも巨大化して、制御リモコンもその手中に収めているではありませんか!このあたりの展開は、アニメオリジナル要素がてんこ盛りですね。
このまさかの事態は、モモが無理なプログラム改造をしたことが原因。バグは更に酷くなり、女性キャラの衣装まで消えていきます。ララのスカートが消えてお尻丸見え。城内にいた春菜ちゃん、美柑たん、ヤミちゃん、唯はもちろんのこと、御門先生や里紗、未央にも被害が及び、時々画面内に登場していたお静ちゃんもスッポンポンに!!
あれ?沙姫お嬢様のポロリ第2弾は無いのか・・・orz
そんな感じで、物語はいよいよ最終局面。原作ではララがプログラムを修正するのですが、アニメではナナ&モモが、巨大化したマロンとセリーヌを召喚。こんなこともあろうかと、バグ対策用のキャラとして用意していたもよう。マロンとセリーヌは、マジカルキョーコに特攻を仕掛けますが、その直後、画面は劇中劇の「爆熱少女マジカルキョーコ
といったわけで、リトたちは無事もとの世界に戻ることができ、ナナ&モモは結城家に居着きましたとさ。めでたしめでたし。ここまで見て初めて気付いたんだけど、ペケの出番が無いやん。原作には登場しているので、やはり尺の都合で切られたのでしょうか。
エンディング
エンディングはOVA第1弾『リト、女になる』やOVA第2弾『リトと美柑』と同じ。ララ&春菜ちゃんの百合百合な映像です。
まとめ
OVA第4弾は、To LOVEる-とらぶる 11 (ジャンプコミックス)[AA]および
To LOVEる-とらぶる 12 (ジャンプコミックス)[AA]に収録されている次の6本を、原作者の長谷見先生がアニメ用に再構成したものです。
- トラブル93 『とらぶる くえすと 1』
- トラブル94 『とらぶる くえすと 2』
- トラブル95 『とらぶる くえすと 3』
- トラブル96 『とらぶる くえすと 4』
- トラブル97 『とらぶる くえすと 5』
- トラブル98 『ララの妹たち』
ナナ&モモが結城家に居着くというオチは、To LOVEる-とらぶる 13 (ジャンプコミックス)[AA]収録のトラブル108『ツインズ☆エスケイプ』の冒頭部分をアレンジして挿入したといった感じ。
原作はかなりボリュームのあるストーリーで、アニメ化に際して削除されたシーンも多々あります。ただ、物語の核となる部分(リトのララへの気持ち)はちゃんと描かれているし、いかにも「To LOVEる-とらぶる-」らしいドタバタあり、お色気ありの展開は健在。さすが原作者の脚本だけあって、手堅くまとめているという印象です。
そして、見所はやはりオッパイぽろりとか、乳首とか、パンツとか、百合とか、これまで発売されたOVAの中では突出したエロ描写ですね。特に今回は盛るぜぇ~超盛るぜぇ~の大サービス。唯のポロリ&顔面騎乗、大人の女のテクニックを駆使する御門先生、春菜ちゃんたちの全裸シャワーシーン等々、画面から目が離せません。(*´Д`*)
ただ一つ残念だったのは、沙姫お嬢様のポロリが少なかったことですね。
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関連サイト
- TBSアニメーション 「To LOVEる」公式ホームページ
- To LOVEる.com
- To LOVEる -とらぶる- (Wikipedia)